リモートワークは生産性が高くなるのか、低くなるのか?

今朝の日経新聞の13面に。「伊藤忠、原則出社に。日立は在宅勤務継続」という記事がありました。

コロナ禍で、テレワーク、リモートワークが叫ばれ、一般的な論調としては、

  • 無駄な通勤時間がなくなった
  • 黙々と作業ができる
  • 会社に行かなくても実は仕事はできてしまう・・・

などが目だっていました。
しかし、今日の記事は、とても興味深く読みました。

伊藤忠商事では、このコロナで在宅勤務をしていたそうですが、生産性が低下してしまったそうです。ここでは、大きく、2つの例が挙げられました

  • 在宅勤務での生産性維持の難しさ(自宅での集中力の維持)
  • 取引先との関わり(取引先のニーズに細かく対応するため)

一方で、日立製作所では、多様な人材の活用ということで、在宅勤務を継続していくとのこと。働きやすい勤務体系をこれからも模索していくとのことです。特に2021年4月以降は在宅勤務の本格活用に向けて制度の着手に向けて動かれているようです。

この記事を読み、また、私自身が感じていることは、まず、職種によって、難しいものがある。

ものづくりの営業現場では、やっぱり物を見ないとわからないですし、お客様の要望や肌感覚というものも感じ取れないように思います。

一方、管理系やシステム開発などは、在宅でも十分可能と思われます。

しかし、在宅勤務は、なかなか集中できない方も多いと思います。小さなお子さんがいらっしゃったり、元々は自宅は寛ぐためのスペースなどなど。
上記に書いた通り、自宅で「集中し続ける」ことはなかなか難しいことと思います。

何でもテスト。どういう形態が一番、これからの時代にとって良いのか?
コロナの第2波、第3波にどう備えていくのか。
リーダーの腕の見せ所ですね。

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